テクニック
私がこれまで道外、海外で学び施術で使用しているテクニックをご紹介します
統合システムモデル
統合システムモデルはカナダの理学療法士 ダイアン・リー先生が考案した方法です。
一般的な施術では症状がある部位への施術が中心になりますが、統合システムモデルでは、個々人にとって意味のある課題(動き)を詳細に検査し、個別の部位の問題の関係性を確認します。
特に動きの中で荷重伝達障害(動き、力のつながり)を確認し、問題のある部位を修正して他の部位への影響を確認し、最適な動きを再獲得していきます。
2015年には、出産前後の問題など女性特有の身体特性に応じた検査や施術を学びました。
2016年夏には、ダイアン先生のクリニックで(バンクーバー、カナダ)で研修を受けています
マッケンジー法
テレビや雑誌等でもおなじみのマッケンジー法はニュージーランドの理学療法士、ロビン・マッケンジーが考案した施術方法です。
一般的に首痛や腰痛では特定の運動で痛みが悪化したり、反対の運動で痛みが軽減するという現象が生じます。カウンセリングや姿勢、運動時の痛みの検査により痛みの原因を推察し、反復運動により症状が改善する運動を探します。また、反復運動を実施する基準が確立されており安全に運動を行うことができます。
症状が改善する運動が見つかった場合、正しい姿勢保持や簡単な自主トレーニングを継続することで症状の改善が見込めます。
自分自身で不調を整えたい方におススメです
マリガンコンセプト
マリガンコンセプトはニュージーランドの理学療法士、ブライアン・マリガンが開発した手技です。
痛みや動きの制限がある関節の位置異常(関節のズレやゆがみ)を修正するという考えのもと、背骨・骨盤・手足の関節に対して施術していきます。
一般的な施術では、施術者が関節を動かしたり筋肉をほぐすことが多いですが、マリガンコンセプトでは、施術者が関節の位置を矯正したまま、患者様に運動を反復してもらい位置異常を改善していきます。
この手技は写真のようにベルトを用いた施術も行います。ベルトを使用するメリットとして、ベルトにより体を固定し安定性が増すことや施術者の第3の手となり複雑な施術を可能とします。
*院長は北海道で唯一の認定セラピスト資格を保有しております
筋膜調整
筋膜は筋肉を包む膜状の組織です。筋肉は各関節の動きを担う役割ですが、筋膜は全身に張り巡らされ関節や身体の動きを感じ、姿勢や運動に大きく関わる組織です。古くから筋肉に対するストレッチやマッサージは実施されてきましたが、最近では筋膜に対する施術も行われています。
筋膜はゆがみやすく、その結果痛み、姿勢や運動に悪影響を及ぼします。筋膜の歪みを改善し正常な状態に戻すことで、痛みや不良姿勢の改善を図ります。